へなちょこ新米社員の転職日記#5

なんとか仕事も覚えてきて営業としても

ノルマに届かないまでも成長を感じていたある日

僕は思わぬ形で自分の限界を感じました。

 

毎年行われているという社内でのストレスチェックです。

 

A〜Cで評価され、Aはストレスもなく

問題ない精神状態という評価です。

 

会社のパソコンからしか回答ができなかったため

回答内容を同僚に見られるのが恥ずかしくて

あえて残業をして誰もいなくなってから回答をしましたが

結果的にはその判断が吉と出ました。

 

4択で自分の精神状態について回答する形式で

僕はあまり見栄を張らないように淡々と正直に

回答をしていきました。

 

そこそこ質問数の多いテストだったので

回答が終わると若干の達成感がありました。

 

そんな達成感の中テスト結果を見ると

 

まぁ、話の流れ的に察しはつきますよね(笑)

 

皆さんの予想通りC評価。

 

かなり大きなストレスを抱えているという診断でした。

 

一人パソコンの前で驚くとともに

頭に浮かんだのは同僚に言われた言葉でした。

 

「よく辞めずに続けてるよな」

「俺だったら耐えられないわ」

 

これまではそれを言われる度に

自分は人より少し我慢強いんだ。

これは僕の長所だ。

 

この辛い時期を耐え切ったら

営業マンとして大きく成長して

社内での評価も大きく上げられる。

 

そう思っていました。

 

しかし真実は目の前のディスプレイに映し出されていました。

 

僕は我慢強かったわけじゃない。

自分が上司からの叱責や日々の業務に潰されるような

弱い人間だと思いたくなかったから

自らの心の叫びを見て見ぬふりをしていただけでした。

 

それを悟った瞬間。

自分が情けなくて、悔しくて

それまでの努力が虚しく感じられて

気づいたら涙を流していました。

 

そして、今まで見栄を張って押し殺していた

自分の気持ちに対して申し訳ないと感じました。

 

それでも仕事はしないといけない。

 

家賃6万ちょっとのアパート暮らしですが

仕事を辞めて収入がなくなっては

そこに住み続けることもできません。

 

これは自分だけの秘密にし

自分の気持ちをしっかり受け止めた上で

仕事をしていこうと決めました。

 

しかし、次の異変はすぐにやってきました。

それ以来、いつも通り上司に叱責されると

自分がこの会社に必要とされていないんじゃないか。

これ以上頑張ったところで無駄なんじゃないか。

そんなネガティブな考え方しかできなくなりました。

 

休みの日は家にいても会社から緊急のトラブル対応の連絡が来ないかと

怯えて社用の携帯が手放せずに

結局何もせず、どこにも行けず1日が終わってしまう始末。

 

いよいよ限界なのかな...。

 

そんな風に思い詰めることが増えました。

 

そして季節は冬。

年末年始が近づき、僕のいる支店でも

忘年会が行われました。

(忘れたいことが多すぎますね(笑))

 

皆楽しそうに騒いで、飲んで、笑って。

そんな中僕は一人浮かない顔をしていました。

 

その日は特に悪いことがあったわけじゃない。

ただ漠然とここにいるのは正しくないと思ってしまった。

 

楽しくない。

付き合いで飲むのが嫌なんじゃない。

この場に自分がいるという事実が嫌でした。

 

幸い、年末年始は仕事も休みです。

しばらく仕事のことも全部忘れて過ごそう。

そうして、心がどん底に沈んだまま年を越しました。

 

年明け、なんとなくネットサーフィンをしていると

精神科のクリニックの広告が出てきました。

 

きっと「鬱病 症状」で調べていたから

気を利かせて出してきたんでしょうね(笑)

 

行くだけ行っとくか...。

 

もしかしたらただの思い過ごしで

気の持ちようによってはなんてことないのかもしれない。

そんな望みを持ちつつ診断を受けに行きました。

 

初診は簡単なヒアリングを受けて

今がどんな状況なのかを先生に伝えて

ストレスチェックの心理テストをして終わりました。

 

そして2回目の診察。

前回のヒアリングとストレスチェックの結果を踏まえて

診断結果を言い渡されました。

 

かなり強い抑うつ症状が出ている。

言われた瞬間はどういうことかよく分かりませんでした(笑)

要は、うつ病ではないがその手前の症状。

それがかなり強く出ており

今の状況のまま改善をせずにいると

うつ病になりかねないギリギリのライン。

とのことでした。

 

薄々自分でも普通ではないと感じていましたが

改めて現実を知らされると体の力が抜けるようでした。

 

先生からはすぐに休職するように言われました。

これは勧めではなく指示でした。

もし会社に提出が必要ならば診断書もすぐに書くと言われ

(あぁ...結構緊急なとこまで来てるんだ。)

と察しました。

 

一度上司と相談すると伝え診断書の発行は保留し

年明け初出勤の際に上司に相談しました。

 

上司と言っても普段僕を叱責している直属の上司ではなく

事業所全体を管理している言わば店長的ポジションの方です。

 

そして結果として僕は

インフルエンザにかかったということにして

いきなり仕事を休み、症状が重く入院したということで

2週間現場を離れました。

 

2週間後に現場に復帰することになるのですが

今考えると2週間って短くないですか(笑)

そんなんでうつ病一歩手前の人が元気になるわけないでしょう!!

 

まぁ、これ以上はただの愚痴になるので

もし語る機会があったらお話ししましょう(笑)

 

そうして小休憩の後、現場復帰を果たしますが

そこから僕の転職への道がスタートします。

 

やっとですね(笑)

序章の#0を合わせると6記事分。

 

やっとこさ転職日記に入っていきます!

 

では、また次の記事で。

 

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